お辞儀の意義
2020年2月16日
安岡正篤の「知名と立命」を昨日読んでいると、「お辞儀の意義」というくだりがありました。
お辞儀というのは、「相手に敬意を表する」ことと思っていたが、それは第二義で、第一義は「自らを敬する」ということのようだ。
仏典では、お辞儀について、「吾を以て汝を敬し、汝を以て吾を敬す」と説いており、これを安岡先生は「自分が相手に敬意を表すると同時に、相手を通じて自分が自分に対して敬意を表する」と解説している。
著書には、これ以上の説明はないが、私なりに、「自らが成長するには、相手から真摯に学ぶことが必要であり、そのため相手にお辞儀をする。これはすなわち、真摯に学ぼうとする自らの姿勢を、自らが敬っている。」と解釈します。(余計にややこしくなったかもしれませんが)
ということで、改めて「お辞儀」というものを見つめなおし、明日から違った面持ちで、「お辞儀」をしていこうと思っています。