人間万事が塞翁が馬

2020年2月5日

新たなビジネスを展開している社長から「やっていた仕事が、どうしようもなくなったので、このビジネスを始めた」という話をよく聞きます。

昨日、お会いした製造会社の社長も、メーカーからの発注がなくなって、「仕方なく介護用品の洗浄を始めた」と言っていました。(これが急激に拡大しています。)

介護用品の洗浄は、マンパワーでおこなっておるようで、人件費を抑えるために色々問題があるのを聞いて、機械を使って自動化すれば差別化できると考えたようです。

(製造会社ですので、機械化・機械による作業手順の作成・機械の改良メンテはお手の物です。)

このように考えると、ピンチはチャンスで、逆にチャンスは、ピンチの始まりかもしれません。

自ら振り返っても、苦しい時は、地道に工夫を重ね、調子の良い時は、漫然と同じことを繰り返したりしています。

何が幸いであり、何が禍であるかは、容易に分からぬもので、「人間万事塞翁が馬」という諺に改めてうなづけます。

愛読書である安岡正篤の「運命を開く」に以下の一説があります。

 

『平生から、およそ善い物・善い人・真理・善い考え・善い書物・何でも善いもの・優れているもの・尊いものには、できるだけ縁を結んでおくことです。これを「勝因」といい、「善縁」といいます。

(そして一説の最後に) 常に虚心坦懐で、農夫や漁夫にも学ぶ心がけが必要です。』

 

常に、この言葉を心にしたため、日々取り組みたいと思っています。

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