報奨金支給制度
2020年1月26日
社員のモチベーションを高める手法として、就業規則に資格を取得したときの報奨金支給を設けるケースがあります。
資格取得は、業務上不可欠なケースや業務を遂行する上で必要な知識の習得に役立ちます。
当社の顧問先の建設会社さんで、電気工事士二級を取得した場合、一時金を支給する制度を設けているところがあります。
昨日、その会社の社長から「昨年入社した子が一発で電気工事二級をとったんや」との弾んだ電話が入りました。
聞いてみると、その社員は、入社する前はホテルマンで、慣れない中よく頑張ったと思います。
その後、ちょっと驚いたのが、その社長は、「今から、ケーキを買って、報奨金と一緒に、『おめでとう』と言って渡すのや!」と嬉しそうに話しを続けたのです。
就業規則に報奨金支給を設けるケースは時折見られますが、このように社長が心の底から一緒に、喜び、祝うことは、余り聞いたことがなく、こちらもほっこりした気持ちになりました.
組織変革は、論理的にしっかりと作り込み・運用することが大切ですが、それ以上に大切なのは社長・社員のマインドがしなやかに変わっていくことです。
この社長は自然に出た行動でしょうが、仮に最初は偽善であっても、社長自らが、このように社員の努力や成長を一緒に喜ぶことは社員や会社が成長するきっかけになるのではないでしょうか。