場と新たな商品の開発
2020年2月11日
私は、3年前に、兵庫県中小企業家同友会の経営指針書成文化セミナーを受講しました。
当時は、仕事も少なく、手座繰りの状態で、10年ビジョンや5年計画など何も浮かばない状況でした。
その中で、「10年後どんな事務所になっていたいか」と考えたとき、糸井重里さんが代表を務める会社「株式会社ほぼ日」のような会社になりたいと思いました。
糸井重里さんが、「株式会社ほぼ日」を設立したのは、自分がつくってきた楽しい場を、自分が引退しても残していきたいと思ったからだそうです。
話は変わりますが、昨日、ある社長の体験報告を聴く機会がありましたが、その社長は、様々な会社と連携しながら紙の加工品を製造販売しています。
様々な会社との連携の源は、「人が集まり楽しむ場」を、その社長が作っているところにあります。
新たな商品の開発は、優れた開発者の閃きで作るイメージが強かったですが、様々な人が集まり、そのエネルギーで新たなものを生み出す姿は驚きでした。
これからは、どれだけ楽しい場を作れるかが、経営者の手腕のみせどころの時代になるかもしれません。
そう考えると、3年前作成した経営指針書は、案外鋭いところを突いていたのではないかと、密かに感じています。
(写真は、株式会社ほぼ日の事務所です)