アルバイトやパートにも有給休暇の付与が必要ですか? 有給休暇の対象となる労働者と、付与しなければいけない休暇日数の計算の方法を教えてください。 アルバイトやパートの人も有給休暇取得の義務化の対象になりますか?

2020年8月16日

働き方改革により有給休暇取得の義務化が進む中、経営者の方は、パートやアルバイトの有給休暇を理解しておかなければなりません。

そこで今回は、パートやアルバイトの有給休暇についてお話しさせていただきます。

 

Q1 アルバイトやパートにも有給休暇の付与が必要ですか?

A1 アルバイトやパートの人も、6か月以上全労働日の8割以上勤務した人に対しては、有給休暇を付与しなければなりません。

 

Q2 付与しなければならない休暇日数の計算方法は?

A2 アルバイトやパートの付与日数は、以下のとおりです。

例えば、週1日パートをしていれば、6ヶ月の勤務で1日、1年半の勤務で2日の有給休暇が取得できます。勤務日数や勤続期間が多ければ多いほど、取得できる有給休暇の日数も多くなります。

尚、有期契約で、1年ごとに雇用契約を更新する場合も、最初の入社日を基準に計算します。

 

Q3 パートやアルバイトの人も有給休暇取得の義務化の対象になりますか?

A3 2019年4月1日から、使用者は10日以上の有給休暇が付与される全ての労働

者に対し、毎年5日、時季を指定して有給休暇を取得させることが義務づけられま

した。

パートやアルバイトについても、週5日勤務または週30時間以上勤務の人は、通常

の社員の付与日数が適用されます。

また、週4日勤務の人も、入社3年半を経過すると、年間10日以上の有給休暇が発

生します。(上表参照)

従いまして、これらの方は、10日以上の有給休暇が付与される労働者に該当します

ので、年5日有給休暇を取得させなければなりません。

 

 

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