八尾の下町業者は凄い!

2020年1月29日

昨日、ものづくり補助金の申請相談を受け、八尾の金型加工業者を訪問。温和で職人気質のお父さんと息子さん二人の三人が頑張っている下町の工場。

今回導入したい機械は、大型で高精度加工ができるマシニング。社長に使用目的を尋ねたところ、幾つもの製品の名前が出、ターゲットを絞るのに一苦労。

そうした中、次男より、「うちは、東京大学が研究開発した弱視用メガネの金型を、福井の眼鏡製造会社から委託を受けているのです!」との発言。

詳しく聞くと、それは最先端の眼鏡で、「半導体レーザの技術を応用し、眼鏡に搭載したカメラの映像を盲目に投影」することで見ることができる代物。

現在試作品の段階ですが、数年後には市販を予定しており、高齢化に伴い需要は増加する見通し。世界規模での販売も計画している様子。

なぜ、この会社に金型加工の依頼がきたかというと、眼鏡に精密機械を埋め込む為、精度の高いフレームが必要で、精度が高いフレームを作るには、精度の高い金型が必要。

そこで、この会社の強みである高度の切削加工技術が求められたとのこと。

下町ロケットばりの、日本が世界に誇る下町の高い技術を目の当たりにし、思わず「八尾の下町業者は凄い!」と唸りました。

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